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盛岡信用金庫様 弊社データセンターの利用事例

人手不足のリスクからほとんどの業務サーバーをNTTデータ東北のデータセンターへ移す決断をした盛岡信用金庫様のシステム利用事例です。
(「月刊金融ジャーナル」2023年6月号 p68~p69より転載 )

NTTデータ東北のデータセンターへ

人材不足のリスクから業務系サーバー移行

盛岡信用金庫(岩手県、浅沼晃理事長)は、大部分の業務系サーバーをNTTデータ東北の東北クラウドデータセンター(以下DC)へ移行している。システム更改期を迎え、これまで通り自金庫での運用(オンプレミス)も検討したが、将来にわたりITやシステムに精通する専門人材を確保し続けることの難しさを考慮し、一部を除くほとんどの業務サーバーを移す決断をした。作業は2022年4月に始まり、この3月に完了した。移行を決断した理由を、事務部長を委嘱する荒木田文人理事に聞いた。                                            (聞き手=中谷 彰吾)

─DCへの移行を決めた理由は。
高いセキュリティーや、更改期の度に大きくかかるイニシャルコストの課題もそうだが、人材面の課題が一番の理由だ。事務部門は、勤務歴が長く専門知識を持ったベテランの職員で成り立っている。今は良くても、将来にわたって事務部門の人材を維持できるか不安があり、それは業務運営上のリスクにもなる。

─具体的には。
事務部には、システム管理課、事務管理課、事務集中課があるが、各課は数人で運営している。少人数で事業を安定して継続できるのも、使命感と責任感をもって仕事に向き合ってくれるエキスパート達がいるおかげだ。元課長の一人は、役職定年を迎えて嘱託となったが、今も大いに助けてくれている。そんな経験値が高いベテラン方もやがては金庫を去る。新しい人材を求め、営業店から職員を補充してもらっても、一定のスキルを持った職員に育つには時間がかかる。地方の金庫だから、技術系の知識を備えた職員を採用することなど容易ではない。


─外部からの派遣は。
ITに精通したプログラマーを一人派遣してもらっている。仕事をきちんとこなしてくれて、とても助かっているのだが、将来を考えるとやはり不安だ。IT分野の人材は、地方には少ない。大都市圏にはいるようだが、そうした人材を地方に派遣してもらうこと自体難しいだろう。今や企業、地方自治体などあらゆるところがこの分野の人材を求めており、給与も高騰していると聞く。


─移行したのは業務系のどの部分か。
独自系のファイルサーバーとインターネット接続のためのプロキシサーバーを除く全サーバーだ。事務部では、本部各部の要請に応え、様々な資料を作成しており、システム部門の職員の強い要望もあってファイルサーバーは残すことにした。


─NTTデータ東北を選んだ理由は。
まずDCの耐震性。東日本大震災時も施設はビクともしなかった。今の金庫本部の環境と比べると雲泥の差だ。24時間365日監視が行き届き、メンテナンスがフリー。セキュリティーも我々とは次元が違う。バックアップも万全で、万が一サイバー攻撃を受けても復旧は早くできそうだ。今後、新たな業務を行うとしても、金庫で新たなサーバーを作る必要はないから、冗長性のメリットは大きい。


─コスト面のメリットは。
オンプレミスでは、5~6年ごとに更改期を迎え、多額なイニシャルコストがかかっていたが、それが平準化できる。使った分だけ課金される仕組みなので、ランニングを含めたコストは使い方次第で変わるだろう。例えコスト面で変わりがなくても、将来不安からの脱却と数々のメリットがあるから、我々はこの選択に至った。

~東北クラウドDCの主なメリット~

◇ ハード更改サイクルからの脱却 ⇒ 「借りる」運用で利用料を支払い
◇ 設備拡張の柔軟性       ⇒ ITインフラの拡張や縮小も契約変更で対応可能
◇ マシン室など維持コストの低減 ⇒ サーバー専用エリア縮小、空調設備等の維持費用削減
◇ 電気量の削減         ⇒ 移行によりサーバーの消費電力が不要に
◇ 高い災害対策         ⇒ 東日本大震災で電力供給が停止しなかった高い災害対策性を誇る施設にDCが設置
◇ メンテナンス時の立ち合い不要 ⇒ 定期メンテナンスなどの立ち会いは不要
◇ 固定資産、償却費の低減    ⇒ ハードレスにより持たざる経営へ

NTTデータ東北のデータセンターへ.pdf

本件に関するお問い合わせ先

株式会社NTTデータ東北
金融事業部 信金営業担当
堀・池田
電話:022-721-5540